クラシカロイド

[Story] ストーリー

01 カバと弟と音羽館

変わらぬ日々を過ごす音羽館に、突如少年とカバが現れる。「音羽ワタル」と名乗る少年は、なんと歌苗の弟だという。ベートーヴェン、モーツァルトの部屋を明け渡させたり、特別に豪華な食事を準備したりと、戸惑いながらも、初めて会う弟に愛情を注ぐ歌苗。しかし、その正体は、実はクラシカロイドのワーグナーだった。コビトカバのドヴォルザークと共に音羽館へやって来た目的とは!?

02 マイリトルブラザー

お部屋戦争勃発!物置部屋に押し込まれたベートーヴェンとモーツァルト。ベトは歯ぎしり、モツはおならと、お互いへの不満が爆発。そしてその怒りの矛先は、そもそもの原因であるワーグナーへ。部屋をかけた勝負を挑まれるものの、乗り気ではないワーグナーだが、ベトのひと言をきっかけに勝負を受けることに。ペンキ塗り、掃除、買い物と、雑用バトルはヒートアップ。果たしてベト、モツは部屋を取り戻せるのか!?

03 ひと目会ったその日から

モツ主催の“合コン”が音羽館で開かれる。メンバーは歌苗の友人・海月、モツ親衛隊と音羽館の住人たち。幹事であるモツのペースに振り回される参加者たちに、唯一気を配る海月。合コンの定番、王さまゲームで盛り上がりを見せる合コンだったが、モツの不正が発覚。しっかり者の海月は「幹事の座から退いてもらいます!」とモツを追い落とし、自ら合コンを仕切り始めるが…。それぞれの思惑が入り乱れ大混乱な合コンの結末は!?

04 フィーバー!レッツぷーぎー!

「コビトカバの写真を待ち受け画面にすると金運がアップする」そんなウワサが流れ、音羽館のドボちゃんが一大ブームに!ドボ神様と祭り上げられ、音羽館には、一目その姿を見ようと人があふれかえる。しかし、そんなドボちゃんを心配そうに見つめる男がひとり…。ドボちゃんを“心の友”と呼ぶ、ショパンだった。救出作戦を実行することにしたショパンは、計画通りドボちゃんを無事救い出すことができるのか。

05 偉大なる男

私の名前はフランツ・シューベルト。私は心に誓った…これからは世界中の人々を、この音楽でハッピーでピースフルにするのだと。ワーグナーにヒップホップを全否定され傷心のシューベルトが、地球の裏側で出会った音楽とは…?そのころ音羽館では、相変わらず勝手気まますぎる住人たちに、歌苗の我慢も限界を迎えていた。そんなとき、奏助に薦められ、世界中で大人気だというアーティスト“ザ・グレート”の音楽を耳にすると…。

06 ハハはカニ カバはサイ

ワタルを名乗るワーグナーに、音羽館のクラシカロイドたちはいまだに振り回されてばかり。謎が多いワタルの素顔を探ろうと、まさかのイタズラを計画する。しかし準備を終えてワタルを待ち構えていると、そこに現れたのは、歌苗の母、音羽日芽歌だった。ずっと行方が知れなかった母の、突然の帰宅に驚く歌苗。一方、ワーグナーとドヴォルザークは変装し、正体を隠してバッハがいるアルケー社へ乗り込むが…。

07 歌苗、お婿さん募集中

音羽館に帰ってきた日芽歌には悩みがあった。まったく男っ気が無い歌苗の将来を心配していたのだ。相談相手のリストとともに、勝手に歌苗のお婿さん探しで盛り上がってしまう。音羽館のクラシカロイドたちと奏助を候補に、その中から選ぼうとするが、なかなか選びきれない日芽歌とリスト。試行錯誤の末、候補者同士で歌苗を奪い合わせることに!果たして歌苗のお婿さんには、誰が選ばれるのか!?

08 ウソつきはモツのはじまり

ウソばかりつくモツに、音羽館の住人たちは“モーツァルトをぎゃふん!と言わせる会”を発足する。モツの暴走を止めるため「クラシカロイドはウソをつくとカバになる」と伝えるが、全く信じる様子のないモーツァルト。しかし翌朝目覚めると、ベトが本当にカバになっていた。カバになりたくないモツは、ウソを本当に変えるため、館を飛び出していく。そして、ある少女と一緒に帰宅し「僕たち結婚します!」と宣言するが…。