クラシカロイド

[Story] ストーリー

09 闇、その向こう

ベトが部屋から出てこない…。飲まず食わずで過ごすベトを心配したシューベルトは、好物のギョーザを使っておびき出す。やっと部屋から出てきたベトが没頭していたのは、エレキギター作り!天才・ベートーヴェンの演奏にみんな期待を寄せるが、なんと弾き方は知らないと言う…。そこで奏助がベトにギターを教えようと立ち上がる!しかも勝手にギターコンテストにエントリーしてしまい…。

10 愛しのジョリー

ネットで“アルケドール”というバーチャルアイドル作成アプリを発見したショパン。“ジョリー”と名付けたアイドルの作成に没頭し、どんどん感情移入するも、ジョリーがプログラム通りにしか反応しないことに憤りムジークを発動!人格を持ったジョリーはショパンの意思とは関係なく曲をアップし、勝手に有名な存在に。すれ違う二人と、アルケドールを拡散させた三弦の思惑が絡みあう…。
ショパンとジョリーが奏でる愛の物語。

11 せめて、家事くらい

歌苗がしばらく留守にすることになり、音羽館の住人に家事をしてもらう必要が。掃除、洗濯、ハッシーのお世話などなど誰が何を担当するかを決めようとするが、全員が好き勝手ばかり言って一向に決まらない。文句たらたらで嫌がる面々に、半ば強制的に分担を割りふり早速家事を始めてみるが、そこは奔放なクラシカロイドたち。思い通りにいくはずもなく大混乱の音羽館。はたして無事に歌苗は出かけることができるのか…?

12 J・S・バッハ

ベートーヴェンに、ミュージシャンとしてプロデビューのチャンスが!先日のコンテストでのベトのギター演奏が、巨大音楽企業であるアルケー社の目にとまり、オーディションへの誘いが届いたのだ。奏助に連れられるままにオーディション会場へと足を踏み入れるベトと同行するモツだったが、それは実は彼らをおびき寄せるための三弦のワナで…?!
一方、音羽館の歌苗の前に、行方不明の父・響吾に世話になったという人物が現れる。

13 ます

私の名前はフランツ・シューベルト。敬愛するベートーヴェン先輩の気配を感じながら過ごす日曜日の午後。日が高いうちからゆっくりと入浴するのは、なんと贅沢な気分だろうか…。音羽館の浴室から響く楽しげなハミング、しかしそれが全ての始まりだった!助けを求めるも誰も応えてはくれず、必死に逃げた先ではハッシーの目が光る。今ここに、シューベルト最大の危機が訪れる!!

14 解散するクラクラ、デビューする歌苗

「クラクラ解散!?」というニュースで世間も音羽館も大騒ぎ。そこにチャイコフスキーがやってきて、バッハやバダジェフスカへの不満を訴え始める。音羽館に居座るチャイコフスキーを心配した歌苗は、バッハに相談をしにアルケー社を訪ねるが、そこでバダジェフスカから「一緒にアイドルユニットとしてデビューしよう」と話を持ちかけられる!困惑する歌苗に反して、音羽館の一同はノリノリでデビューを盛り上げようと動きだす…。

15 地獄の学園祭

もうすぐ歌苗と奏助が通う高校の学園祭。奏助はクラシカロイドたちに一緒にバンドを組んで欲しいと頼むが、誰も相手にしてくれない。しかし、学園祭に興味を持ったクラシカロイドたちは、高校に侵入。勝手にふるまう彼らは歌苗の不安をよそに生徒や先生の支持を得て人気者になっていく。その場の勢いで「この人たちとバンドやります」と宣言してしまう奏助。披露する楽曲作りに取りかかるが、果たして無事にステージに立てるのか?

16 働け!ベト モツ

ベートーヴェン、モーツァルトと歌苗の家賃を巡る攻防。家賃を払ってくれればお風呂が直せ、さらにマーレオポン像もお風呂に建てられると力説する歌苗。逃げ出したベトとモツだが、夢みる歌苗の幸せそうな様子を思い出し、働いてみる決心をする。仕事を探し、音楽教室、コンビニなどでのアルバイトに挑戦する2人は、働く苦労というものに初めて直面し悪戦苦闘。そして、さらに給料が高い仕事を追い求め、彼らの旅がはじまった。