17 みかん!みかん!焼きみかん?!
いつも元気な歌苗が、かぜで寝こんでしまった。“焼きみかん”がかぜに効くと聞いて、モツは庭に生えたみかんを採ってくる。焼きみかんを食べる一同。その晩から事件の幕が開いた…!ベト、シュー、リストが次々倒れ、焼きみかんを食べなかったモツと、なぜかショパンだけが無事。ショパンは、ハッシーが大事に育てたみかんのたたりだと言うが…。解決に乗りだした2人をさらなるみかんの恐怖が襲う!!
18 ミツルロイドとギョウナくん
バッハは一人お忍びで街の空気に触れにでかけていた。その間にバッハの役に立ちたい三弦は“アルケドール”を解析し進化させた“ミツルロイド”の試作を完成させる。そして偶然見つけた奏助の音楽をミツルロイドにインプットし、奏助の自我をもったミツルロイドを音羽館に潜入させる。音羽館の一同はいつもより奏助が役に立つと大喜び。一方、研究所に放置された奏助は響吾と出会う。
19 恋すれば死す
チャイコとバダはケンカ中でギスギス。2人はテレビ局での収録の帰りに音羽館に置き去りにされる。バッハに捨てられたと思ったチャイコはムジーク“白鳥の湖”を発動!音羽館の中にいた皆は閉じ込められてしまう。そこに“ロットバルト”と名乗る巨大な鳥が現れ「館で恋をした者はおわりを迎える」と告げる。通常より恋に落ちやすい空間となった音羽館で次々とカップルが生まれ消えていく…。チャイコとバダの運命はいかに!?
20 その名はモーツァルト
モーツァルトはいつもの調子で音羽館の面々にイタズラをする。だがついにこれまでの所業の数々にみんなの堪忍袋の緒が切れ、次にイタズラをしたらごはん抜きだと言い渡される。なんとかイタズラ禁止の状況も楽しもうと考え必死に耐えるモーツァルト。しかし頭の中には次々とイタズラが思い浮かび我慢の限界を迎える…。そして「みんなといても全然面白くない」と散歩に出かけてしまったモーツァルトの行き先とは?
21 ブレイク・スルー
私の名前はフランツ・シューベルト。私はなぜ一人、この音羽館のリビングで寝ているのだろう…?
ついに気付いてしまったシューベルト。そう、彼には部屋が無い。家賃こそ払えていないが、食事の片づけやトイレ掃除に庭の草むしり…できるかぎりの家事を手伝っている彼なのに、どう見回しても部屋が無い。そこで歌苗に、傷みがひどい空き部屋をムジークの力で修復することを提案される。しかしシューベルトだけムジークが出せず…。
22 ちがいのわかるおとこ
ベートーヴェンはこだわりの人である。この世で最もすばらしい飲み物とは何か?彼は言う「正解はコーヒーだ!」。豆の選び方、ひき方、そして粒数…。おいしいコーヒーを入れるために数々の妨害や苦難を乗り越えながら理想のコーヒーを追求するベト。そしてたどり着いたマイベストコーヒーの次に、彼はそのコーヒーを飲むためのベストの場所を探し求める。ここに、コーヒーという飲み物を通して一人の男の生き方が映し出される。
23 八音の世界・前編
いよいよ八音増幅装置オクトヴァが完成。みずからの理想を実現するために、全クラシカロイドを集合させよと指令を発したバッハだったが、差し向けた回収部隊は、ムジークを操るクラシカロイドたち相手に一筋縄でいくはずも無く、苦戦を強いられてばかり。ところが三弦は、想定の範囲内だと不敵な笑みを浮かべる…。そしてついに起動するオクトヴァ!今、世界が生まれ変わり始める…!!
24 八音の世界・後編
オクトヴァの脅威が世界を満たしていく…。そんな時に歌苗のもとに響吾から連絡が入り、この事態の解決を託される。戸惑いながらも、音羽館に迫る危機に「この家守るって決めたんだもん」と覚悟を決める歌苗。そして館の住人たちに助力を求める。かくして最終決戦の幕が切って落とされた。鳴り響くクラシカロイドたちのムジーク!はたして彼らは音羽館を、ハママツを、日本を、そして世界を救えるのか!?
25 宇宙からのアンコール
音楽。それは世界の、いや宇宙の共通言語であり、異なる文化、異なる言葉でも通じ合わせる素晴らしき力を持つ。アンコール。それはコンサートが終わっても観客が帰らないで熱いコールを叫び、ひたすら手拍子して待ち続けるあれである。
そう!地球に、クラシカロイドたちに、宇宙からのアンコールがかかったのだ!届けろ音楽!出せムジーク!!ついに狂騒のフィナーレ!!!